▲旅日記トップへ






2009/10/23(金) 晴れ
一日目



多々羅大橋伯方の塩業今治城テクスポート今治民芸 伊予かすり会館本日の宿




【じゃらん】 中国エリアのホテル・宿の予約
中国5県内の予約に便利なリンクです。
宿泊料金の5%をポイントで還元!!
貯まったポイントは、割引ポイントとして使えます。



BACK
HOME
NEXT




多々羅大橋

当初はAM8:00に家を出ると聞いていましたが、当日になって国道2号線の朝の渋滞を懸念しAM7:25に自宅を出発しました。
国道2号下り線は心配するほどの渋滞はなく、順調に赤坂バイパスに乗りAM8:00には“しまなみ海道”へと入りました。
AM8:25
瀬戸田PAに到着しました。
朝の“しまなみ海道”はとても交通量が少なくて、ほぼ貸し切り状態でした。どうやら時間調整のための休憩のようです(^^+
ちょうど、これから渡る多々羅大橋がよく見えたので、撮影してみました。






伯方の塩業

AM9:00
予定より少し早く着いてしまい、門がまだ開いていなかったのですが、本日最初の目的地である“伯方の塩”でお馴染みの伯方塩業株式会社大三島工場へ到着しました。
工場入口を入るとすぐに、アルコール除菌液が設置してあり、今の時代ならではだと感じました。
工場内は撮影禁止でした。
大体の工程ですが、ここではメキシコより輸入した天日海塩を日本の海水に溶かし、それを濾過したものを煮つめて蒸発させ塩の結晶を作り自然乾燥させ、粗塩や焼塩を作って製品になるまでを見学しました。
お土産に3種類のサンプル塩をいただきました。




今治城



駐車場側から見た今治城

再び“しまなみ海道”に乗り、次なる目的地へ。
AM10:20
今治城に到着しました。
右の写真は駐車場側から見たものです。
手前に見える大きな石は原爆死没者慰霊碑です。
最初はなぜ原爆死没者慰霊碑が愛媛県に存在しているのか、とても不思議でした。広島県と愛媛県は意外に近いので、広島に投下された原爆の爆風や放射能などの被害が、ここ今治市にまで届いたのかと思ったくらいです。
そうではありませんでした。
広島と長崎に投下された原爆で被爆され、今治の地で亡くなられた方々を慰霊して建てられたそうです。


今治城

駐車場から、お堀に架かる橋を渡り鉄御門をくぐって入ると広場があり、馬の銅像と天守閣が見えました。
誰かが馬に乗っているようですが、誰かわからないままアングルが気に入って天守閣の写真をゲット!!
思った通りの写真が撮れています。

突然ですが。。。
今回の旅行のタイトルを見ましたか?
日本城郭協会という財団法人があり「日本100名城」に選定された城が愛媛県内には5つあります。
「日本100名城」に選ばれたお城を巡るというのが、今回の旅行の目的です。
そうです!! そのうちの1つが今治城です。


藤堂高虎像

さて、どこのどなたかも存じ上げないまま撮影させていただいた銅像ですが、藤堂高虎公の像でした。
関ヶ原の合戦の功績により伊予半国の領主に任命され、当時今治地方の中心は現在の唐子山あたりで、その山頂に国分山城がありましたが、高虎公はこの山城を捨て現在の今治に城を築いたそうです。

この地に城を築き町を開いてから400年という節目にあたる平成16年、今治市民が今治城を郷土のシンボルとして親しみ、子々孫々まで藤堂高虎公の偉業を語り伝える事が出来るようにと、彫刻界の第一人者である中村晋也という方にこの藤堂高虎公の銅像を制作してもらったそうです。


天守閣から見た景色

天守閣の中には、甲冑や刀、今治城絵図や藩主の書画、徳川将軍の領知朱印状や古文書などの資料が多数展示されていました。

左の写真は最上階から見た景色で、来島海峡大橋だと思われます。
勉強不足ですみませぬ・・・
今治城が全国的に珍しいのは、堀が海とつながっているため堀の水が海水なんだそうです。
潮の干満によって水位も変わる。
時には海の魚、代表的なところで言えば鯛やヒラメ、ボラが泳ぐ姿が見られるそうです。
これはパンフで得た情報です。


吹揚神社

これもまた珍しいのではないでしょうか。
天守閣の隣に神社がありました。今までにもいくつかの城を訪れていますが、お城に隣接している神社というのはなかったように思います。
「これって神社?なぜ?どうして?」
はじめは自分の目を疑ったくらいです。

今治城案内図では、本丸跡に建てられたようになっています。誰が何の目的で建てたのかわかりませんが、明治5年に建立されたと記述がありました。
一応ネットでも調べてみたのですが、いまいち納得がいかないまま終了しました。
個人の感想として、不自然で不思議な光景でした。


御金櫓

今治城の観覧券を購入した際、事務所の方に天守だけではなく櫓の方も観覧できると教わっていたので、“御金櫓”から観てまわりました。
一体どんな物が展示されているのかと少し期待して入ってみて唖然としました。
建物内の壁に額入りの絵、絵、絵。
しかも、メインは筆で数本の黒いラインを描いただけのような白紙に近い状態で“しまなみ海道”に架かる橋々を表現されていました。ほんの数か所に赤や青などの色をたして。。。
描く人が描けば、こんなにも簡単に橋が架かる風景が表現できるものかと感心しました。
とてもすばらしかったです。


武具櫓

境内で少し迷いながら武具櫓へ行ってみました。
中へ入るや否や、受付に座っておられた方が、武具櫓について色々教えてくださいました。
この武具櫓は平成19年(2年前)に復元されたばかりで、壁も床も天井もすべてがピカピカ☆でした。中はまだ新築特有の木の香りがしていました。
天井などに使用されている100本以上もの一本柱は、材木不足のため東北地方から運んできたものだそうです。その総工費はなんと9億円だそうです。

建物内はキレイなだけで何の展示品もなく、ただ鉄御門の上を歩けるだけでした。
下の写真が武具櫓の中から撮影した鉄御門です。


鉄御門

門の上部に見える一本の大木ですが、一本柱なおかつ、これだけの太い木がなかったため、岩手県内のどこかの御神木を切り出して運んできたそうです。
村の了承は得ていると言われていましたが、立派な門を復元するためとは言え、他県の御神木を切ってまで造るってどうなの?と思いました。

モミジの種
TAKAが「モミジの種を見たことがない」
と言っていたので、モミジについていた
種を実際に見せてあげました。

MIEもモミジの種が欲しかったので
そのまま持ち帰り、種を撒きました。
早ければ来春、芽が出る予定です。




+++参考+++

所在地◎愛媛県今治市通町3-1-3
駐車場◎41台 1時間100円
観覧料(共通券)◎大人400円 子供100円





テクスポート今治

PM12:00
次は2004年春の四国横断旅行でも訪れた、オリジナルタオルを制作してもらえるテクスポート今治です。
今回はハンカチ程度のサイズのものにお気に入りの愛猫のミィの写真をプリントしてもらいたかったのですが、できないとのこと。
今回も前回と同様、フェイスタオルにしました。
前回、作ってもらったTAKA&MIEの記念写真タオルですが、実はまだ一度も使用していません。
世界に1枚しかない記念のタオル。何だかもったいなくて、どうしても使えません。
愛猫ミィのタオルも同じ運命と決めています!!!
ここの向かいにあるフジグランで昼食をとりました。




民芸 伊予かすり会館



伊予かすり会館

PM2:30
今治から車で1時間半、松山にある伊予かすり会館に到着しました。ここまで長い道のりでした。
途中、休憩をしている時に次の目的地では予約をしている事を初めて知らされ、約束の時間はPM2:00。そんな話をしている時が、すでにその時間でした。
「急がないと。。。」MIEがTAKAを急かすと「閉店までに来てくれればいいと言われた」とのん気なもの。
今からどんなに急いでも、遅刻は遅刻。それにTAKAが体調を崩していたようでした。

車から降りると辺りに異様な臭いが漂っていました。肥溜のような変な臭い…(=Д=)ク・サ・イ...


館内の雰囲気

民芸伊予かすり会館内にはいろんな藍染の作品が展示されていましたが、そちらを見学するのは別物のようです。しかし、それらの展示物を見学するかのように通路があり、建物の奥に通されました。
もちろん写真撮影はしていません。

右の写真は藍染資料館、藍染体験をした場所です。
雰囲気の良い民芸店のようでした。
資料館とは名ばかりなのか、見学は別なのか・・・
「藍染体験の予約をしていた」と伝えると、特に何を紹介されるわけでもなく、料金一覧と書かれた黒板を指さして「何を作るか決めて」と一言。
中年の女性でした。ずいぶん無愛想な対応でした。


真っ白なハンカチ

藍染体験で作れるものとしては、ハンカチ・バンダナ・レースのハンカチ・巾着・Tシャツでした。
TAKAは初めからハンカチと決めていたようですが、MIEはハンカチと巾着で迷いました。
使用頻度を考えた時、なにかと巾着をよく使うので、あとは大きさ次第でした。巾着の実物の大きさを見せてもらってハンカチに決めました。
想像以上に巾着が小さいものだったからです。
藍染模様のつけ方を出来上がりサンプル品を参考にして一通り教えてもらいました。それぞれに真っ白のハンカチと糸切りハサミと糸が渡されました。
「はい、どうぞ」
えっ?まさかの指導なし??



MIEの作品
曖昧な記憶の中、ハンカチを
4つに畳んでジグザグに折り、5か所に糸を結びました。
最後、隅2か所に大小のビー玉を入れました。

TAKAの作品
ハンカチの中心を少しだけ中に
折り込み、そのまま絞ったような状態で大胆にグルグルと糸を
巻きました。
MIEの作品


TAKAの作品


染料

「出来たら作品を持ってこっちへ来て」と言われていたので、言われたようにします。
あまりの無愛想さに言われるがままです。
作品をチェックすることもなく、右の写真のような藍草を発酵させた染料の中にハンカチを浸けるようです。
MIEは慌てて上着の白いシャツを脱ぎました。服まで染まっては困ると思い上着を脱いだものの、その日着ていたのは真っ白の長Tでした(++;意味ないし〜。
今回の旅行前に買ったばかりのNEWな服。必死に袖を肘上まで捲くり上げ準備は万全!!
染料の中にハンカチを1分間浸けた後、よく絞る。
これを1セットとして3回繰り返しました。その後、色が出なくなるまで水道水で水洗い。



MIEの作品言われた通り、静かに染料に
浸し、落とさないように両手で
ピンと張り、しっかりと持っていました。
(水洗い後の状態です)
この後、結んでいた糸を切りました。

TAKAの作品最初は両手で持っていました
が、途中、染料の中で時々
揉んでいました。慣れると、
片手で浸し余裕でした。
(水洗い後の状態です)
この後、結んでいた糸を切りました。
MIEの作品


TAKAの作品


出来上がり

糸を切った後、石鹸を使用して手もみ洗いをし、ハンカチを広げてみると、染まった部分と染まってない部分がはっきりと区別できるようになりました。
ようは染料がついた部分を空気に触れさせることにより、染まっていくようです。
作品を洗い終わる頃には、ミニナイロン袋と左写真の包装袋が無造作に置かれていました。
洗って濡れたものを乾かすこともなく畳んで、ナイロンに入れ、包装袋に自分たちで入れました。
中年女性はレジ前で8千円のお釣りを持って待っていました。ハンカチは1枚千円、二人で2千円。
1万円札での支払いでも対応できるように!
思い出すだけで超ムカつく!!二度と行かない。



MIEの作品
あれ?なにか違う。
できあがる予定の模様ではない。四角い感じでラインが入る予定だったのに。。。

TAKAの作品
いい感じに色も模様も入って
います。中心には意外な模様がついた。色の濃さは液の中で揉んでいたのがよかったのかな?
MIEの作品


TAKAの作品






ホテル奥道後(こちらから予約ができます)
住所:愛媛県松山市末町乙267−1
花と緑あふれる温泉リゾートホテル




ホテル奥道後

PM4:00
宿に到着しました。
予約していた時間より1時間も早いです(^^;
本日お世話になるのはホテル奥道後です。
玄関前に設置されている宿泊客一覧の中に、MIEの名前が記入してある事に気がついて、嬉しいような恥ずかしいような(^_^;
団体名や会社名など大きなグループ様はどこの宿でも大きな文字で記入されていますが、少人数の個人はほどんどが未記入です。
少人数どころか、宿泊するのはたったの二人なので文字は小さかったけれど、歓迎と書かれていると、やはり嬉しいものですね。


和室部屋

フロントでチェックインを済ませると係の方が部屋まで案内してくださいました。
ここの宿は変わっていて、普通に玄関から入った所にあるフロントが5Fだと説明を受けました。
部屋は3Fだったのでエレベーターで下へ降ります。
夕食は7Fで朝食は2F。なんてバラバラなの。

建物も部屋もキレイ☆な印象を受けました。部屋は洋室と和室で二部屋あり広々としています。
一番の驚きは浴衣のサイズでした。通常はどこも“大”までですが、ここには“特大”まであります。
背の高いTAKAにとって“大”ではいつも寸足らず。
“特大”でピッタリ合うのでした。


洋室部屋

少し休憩して浴衣に着替え、全国的にも珍しいというジャングル温泉へ行きました。あるのは2Fです。
辺りには美味しそうな匂いがしていました。夕食にバイキングを選択した客たちの食堂があったのです。
目の前で肉を焼いてもらえます。吸い込まれるように、階下にある食堂を少し覗いてしまいました。
ごめんね、ごめんね〜。

さて、ジャングル温泉ですが...「せせらぎ」には12、「かわせみ」には14の趣の異なる26の湯船に源泉かけ流しの温泉です。この日は「せせらぎ」が女湯となっていて、入口に“写真撮影禁止”と張り紙がしてありました。撮影などしませんよ・・・(笑)


ハロウィン

風呂場はかなり寒かったです。足場はヌルヌルして滑りやすいし、階段が多くて湯船までが遠かった。
洗い場の足元もかなりヌルヌル(>_<)
湯桶にも椅子にも黒ずんだカビが目立ちました。
湯はとてもぬるく、寒いばかり。いくつかの植物が植わっていましたが、よ〜く見ると大きなクモの巣があって中心部にそれなりの大きさのクモもいました。
温泉は全体的に不潔な印象で残念でした。

温泉の近くにある湯上り売店や4Fにある中央売店、ゲームコーナーで時間を潰して空腹に耐えます。
右の写真は4Fの中央売店近くにあったハロウィンの飾りです。日本のイベントに馴染みつつあります。


ホテル奥道後の夕食

PM6:30
やっと夕食の時間になりました。
夕食チケットを持ちエレベーターで7Fまで上がると、男性の方が待機していました。
案内されるまま通路を通って外へ出ます。。。 あれ?そこは別館へと続いていました。

私たちは、「秋の伊勢海老・松茸会席プラン」で宿泊しているので“いろりの間”で夕食をいただきます。
おてもとの奥にある“鴨頭葱(こうとうねぎ)”は、とても細いネギです。“ナマ”のまま2、3本を取分け酢味噌に付けていただきました。はじめて味わうそのものは、食感とともにクセになる美味しさでした(^_^)v





© TAKA&MIE.All rights reserved.

二日目は...松山城大洲城風の丘パーク をまわります。

BACK
ページトップへ
NEXT