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かがわの旅






2003/09/26(金) 晴天 一日目




与島ゴールドタワー&世界のガラス館丸亀城金刀比羅宮





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スロープ


前日まではぐずついた天気と肌寒さ。
旅行当日も寒いかもしれないと長袖を2着準備していたのに、 朝起きてみると予想には反して
青く晴れわたった空。
急いでバックに半袖を詰め込んで準備完了!

AM9:00
約束通り、たかちゃんの車が到着。
期待と共に車に乗り込んで、いざ出発です!
...っとその前に、近所のスーパーで朝食(おにぎり2個ずつ^^;)を調達して今度こそ出発!!
いよいよ旅のはじまりです。

記念碑

AM10:20
瀬戸大橋の途中で唯一降りることのできる与島に到着しました。
与島といえば、瀬戸大橋(1988年開通)ができてすぐの頃、一度だけ来た事があります。それは私がまだ学生だった頃の話で、 今から十数年前のこと。当時は開通したばかりだったので、イベントの名前こそ忘れてしまいましたが博覧会のような催しが行われていたように記憶しています。
その与島にある展望台から瀬戸の海を一望。
その先には次なる目的地であるゴールドタワーが見えました。

しわく丸

展望台の近くにあったマップには遊歩道があって、その先に 展望台やしわく丸という船があると書いてあったので見に行ってみることにしました。

遊歩道は瀬戸大橋と海の方に向かっています。 マップ上では、すぐ近くのように見えたのに、歩くと結構距離がありました。
興味津々で歩いて行き、その先にあったのは、遊具の船...(--;
せっかくなので記念に一枚。

上空で飛行機が飛んでいるような音がして見上げると、 そこは瀬戸大橋の真下でした。
そう、飛行機が飛んでいる音に聞こえたのは車の走行音だったのです。

瀬戸大橋 シーサイドガーデン


島の反対側にも行けるということで、再び車に乗り移動です。
与島料金所から1km、第二駐車場前には瀬戸大橋 フィッシャーマンズ・ワーフという海洋レクリエーションセンターがあり、その脇のシーサイドガーデンからは 、これまで通って来た橋がよく見えました。
シーサイドガーデンには花や木がたくさん植えてあって、まるで南国のようでした。

咸臨丸 咸臨丸


しばらくすると場内アナウンスが聞こえてきました。
“幕末の帆船『咸臨丸』をモデルにして作った遊覧船『咸臨丸』に乗って...”
アナウンスにつられ見に行ってみると出港する直前の『咸臨丸』が接岸しています。
あまり機会がない事なので、船が出港するのを見届けることにしました。船がだんだん橋に近づくにつれ、船の帆先が橋桁にぶつかるような気がしてヒヤヒヤしてしまいました。
与島で1時間あまりの時間を過ごし、次の目的地へ。




ゴールドタワー

AM11:40
与島料金所から10分、坂出北ICで高速を降り四国初上陸です。目的地のゴールドタワーまではわずか5分で到着しました。
高さ158mもあるゴールドタワーを間近で見ると迫力満点!感動的でした。

早速、タワーの展望台から一望しようと入口を探しましたが、どうも様子がヘンです。タワーを取り囲むように隣接している 建物のすべてが看板をおろし辺りは閑散としています。

“もしかするとタワーも閉鎖している??”
せっかく来たのに、これではあまりにも寂しすぎます。360度見渡せるタワーの下を360度歩いた甲斐あって何とか入口を発見し、タワー内に入ることができました。

ゴールドタワーから一望

エレベータに乗り、最上階の展望3階まで受付にいた男性が案内してくださいました。
直立不動のようにそびえるゴールドタワー内部には、タワーの風揺れを“水”が吸収してくれる“アクアダンパー”という制振装置があるそうで、 足元に全神経を集中させると微かに揺れているのがわかる程度でした。

展望台からは、渡ってきた瀬戸大橋、点在する島々、讃岐平野などが大パノラマで一望できました。
ここから見ておもしろかったのが、 展望台から眺めた時によくわかるよう、屋根全体に大きな字を書いて看板のようにしていた建物があったことです。
地上からでは絶対に見ることのできない隠れ看板はユニークだと思いました。次に寄る予定の『世界のガラス館』の屋根にもしっかり書いてありました。

世界のガラス館の看板

ゴールドタワーと世界のガラス館は同じ敷地内にあります。その間には『トイレ館』なる建物があって、入口には“無料”と書いてありました。 有料のトイレってあるの(^^?
中はとても広くて、まるで迷路のようでした。いろんな種類のトイレがあり、まさに『トイレ館』でした。

次は『世界のガラス館』です。
ここでは世界の国々から直輸入したガラス工芸品やオルゴールなどを見学できます。
今回の旅行を計画している段階でここの名前を聞いた時も、実際に入館してからも、まったく興味はありませんでした。

世界のガラス館

ところが奥へと進むうちに、まず種類の多さに感動!ヨーロッパ各国の伝統工芸品、芸術性の高い作家作品、 日常使える手作りの和食器やグラス、小粋なガラスアートの小物など、透明に輝くさまざまな種類と色のガラス・コレクションに魅了されてしまいました。
ショーウインドウの中に飾られた品は、ビックリするような値段のついた品物ばかりです。
館内では一切撮影していないので、その素晴らしさを文章でしか伝えることができないのがとても残念です。入館は無料ですし、ここは行ってみる価値があると思います。
ガラス細工の置物と灰皿をお土産に購入し、ガラス館をあとにしました。




丸亀城


PM1:40
ゴールドタワーで過ごす時間が大幅に短縮されてしまったので、急きょ丸亀城へ行くことにしました。
丸亀城へ行くまでの道路は 少し変わっていて、本線の脇に側道というのがあり、本線と側道にそれぞれついている信号機が切り替わるのも別々(本線側は青でも側道側は赤という感じ)、 初めて走る私たちにはとても紛らわしく感じて“これでよく事故が起きないね”などと話している脇には、接触事故をしたあとの車両が2台ありました。

さぬき富士

丸亀城へは10分程度で着き、せっかくなので城があるところまで急な坂道を40m、15分かけて登りました。
どうやら写真の城が天守閣らしい...
パンフレットなどには“慶長2年(1597年)に、生駒親正によって築かれた平山城”と書かれているので、そういうことにしておきます。
写真には写っていませんが、周りは荒れ放題でお弁当のトレーが散乱し、あまり気持ちの良いものではありませんでした。

唯一登って良かったと感じたのは、四国の富士山とも言われている『さぬき富士』がきれいに見れたことです。




つるや旅館

今回の旅行の宿泊地に選んだのは、こんぴらさんのお膝元に湧く温泉、こんぴら温泉郷です。
数ある旅館の中から、秋の味覚プランがあったつるや旅館に予約を入れました。

旅館みやげ物店街に入った途端、あちらこちらに『参拝客駐車場』の文字があります。
駐車場の入口には人が立っていて、 駐車場に入るように指示され、土地観がないと言われるがままに入らされてしまいそうな雰囲気さえあります。

宿泊先のつるや旅館は、ちょうど金刀比羅宮参道口横にありました。

金陵の郷

PM3:00
チェックイン
とても感じのいい仲居さんに部屋を案内され、とりあえず一休み...と思いきや、たかちゃんはさっそく金刀比羅宮の奥社まで 石段を登ろう!!と張りきっています。

PM3:20
こんぴらさん初参拝に向けて出発。
金刀比羅参道を歩き始めると、『金陵の郷』という銘酒金陵の讃酒館がありました。1.8g瓶670本分の大瓶から、 一合枡1390杯分も入る大枡に絶え間なくそそがれる『きらめき』のビッグボトルに感動♪

灸まん本舗

もとは江戸時代創業の旅篭。
お灸が評判で「甘いお灸だ」と褒められたところから、その形をした饅頭を作ったのが 始まりで、創業230年の菓子の老舗『灸まん本舗 本店

灸まんは絶対に灸まん本舗で買うと言っていたたかちゃん。
実は写真に写っている男性が、彼のたかちゃんだったりします(^^;

このとき買った灸まんは、私が“甘いお灸だ”と言いながら、おいしくいただきました(^^)v

篭屋

旅館やみやげ物店が建ち並ぶ表参道の石段を汗をかきながら登っていると、後方からお客さんを乗せた 篭屋さんが...
参道口付近で待機されているのを見かけましたが、はたして利用する人がいるものなのかと思いながら 前を通過したばかりです。
登るだけでも大変な石段を、篭+お客を肩に担いで、足取り軽やかに登られていました。

篭屋さんといえば、担ぎ人が篭の前後にいて“エッサ、エッサ”と進んでいくイメージしかありませんでしたが、 上りや下りでは左右に担がれるのですね。
この日、はじめて知りました。

大門

365段目にある大門は、金刀比羅宮の境内への入口にあたる二重門です。

石段を登り始めて200段あたりまでは体力的にもまだ余裕がありましたが、このあたりから少々バテ気味に。 この調子で本当に登りきることができるのか不安です。 金刀比羅宮の御本宮まで約半分、目的の奥社まではまだ約4分の1しか登っていません。
想像するだけでも メマイが...

石段が果てしなく連続しているわけではなく、だいたい10段位ごとに階段でいう“踊り場”があるのが唯一の救いです。

五人百姓

大門をくぐってすぐのところに、参道をはさむように左右に並ぶ五軒の飴屋五人百姓

大きな傘を広げた古風な姿で、こんぴら名物の『こんぴら飴』を販売されています。

五人百姓という珍しく変わった名は御宮の神事における役目で、先祖は御祭神の供奉をし功労があって、境内での 営業を唯一許された由緒あるお店だそうです。

扇型で板状の飴を付属のミニ金槌で一口サイズに割って食べます。

御本宮

785段目にある御本宮に到達。
大物主大神と崇徳天皇を祀り、海上安全をはじめ、国の繁栄や農漁業・医療など、さまざまな願いを叶えてくれる神様 として親しまれているそうです。

御本宮の左側奥にはさまざまなお守りがあり、本当は黄金色の“しあわせのお守り”が欲しかったけれど、 たかちゃんが“十二支のお守り”にしたので仕方なく同じ物にしました。
今までにいろんな所でお守りを買いましたが、こちらの神主さんほど無愛想な方は初めてで、お守りを買った直後に後悔 してしまいました。
お守りは未だに身につけていません。


奥社からの眺め


PM4:30
登り始めてから1時間と10分。
ヘトヘトになりながらも1368段の石段を登りきり奥社に到達しました。
そこは、ほぼ山の頂上で、ほとんど登山の感覚です。
体もデジカメもバッテリー切れになってしまい、肝心な奥社の画像がありません(--+

最初は旅館の方が貸してくださった杖が邪魔に感じていたのに、御本宮から奥社へと向かう道中はその杖がフル稼働 していました。
2本の杖を1本ずつ両手に持ち、代わる代わる杖をつく姿はまさにカマキリ状態。

目的を無事に成し終えた奥社からの帰りは、のんび〜り散歩をしているようでした。
汗をにじませながら石段を登っていた時とは違い、陽が沈み風がとても心地よく感じました。
“秋だな...”

PM6:00
旅館にたどり着きました。




秋の味覚

PM6:30
いよいよ待ちに待った
秋の特選味覚王・松茸会席の時間です♪

松茸会席のメニューは...
・松茸の菊菜浸し
・松茸土瓶蒸し
・松茸炊き合わせ
・松茸鍋
・松茸茶碗蒸し
・焼松茸と活サザエ壷焼
・松茸天麩羅
・松茸の酢漬け
・刺身
・讃岐うどん
・香物
・フルーツでした。
なかでも、松茸炊き合わせ(釜飯)がおいしかったな♪

たかちゃんとの小旅行も今回が3度目になりますが、行った先々の旅館の夕飯の席で いつも思うことがあります。

大抵こういった席では、はじめにメインとなる料理(火を通しながらアツアツの物をいただく)や、 酒のおつまみになる前菜・刺身などが配膳され、支度が整った頃、飲み物のオーダーを聞かれます。
たかちゃんも私も、普段からアルコールはいただきません。
ですから、すぐにメインの料理に点火し仲居さんは戻られます。

ここまでは良いのですが、仲居さんの方も段取りが狂って慌てられるのか、 本来はアルコールの進み具合を見計らいながら配膳されてくるであろう料理の品々が、 私たちの場合は一気にまとめて配膳されてしまうのです。

今回も松茸鍋と松茸炊き合わせ(釜飯)に点火し「釜飯は炊き上がるまでに20分かかります」
と言われた後すぐに白いご飯が...
松茸炊き合わせと一緒にいただくはずの温かいお吸い物があるのに、赤出汁が配膳されました。
これでは、一体何から手をつけていいのか困ってしまうのです。
アツアツでおいしくいただけるはずの料理も、台無しのような気がしています。




PM8:15
ようやく夕飯を済ませ、本日最後の仕上げの温泉へ。
当然のことながら、写真はございません。あしからず...m(__)m
+++こんぴら温泉について+++
泉質
ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
効能
神経痛/筋肉痛/関節痛/五十肩
運動麻痺/関節のこわばりなど

PM9:00
一日目の旅の疲れを温泉で癒し、部屋に戻ると突然、睡魔に襲われました。
日常生活においては、睡魔に襲われるなんぞ絶対にあり得ない時間です。
充実した一日だったけど、その分、体は疲れているのだろうと思いました。

夕飯も温泉もいただき他にすることはないし、温泉で疲れを癒している間に布団は準備されているので、 あとはそこに倒れこむだけでOKです。
倒れこんだ先の布団がとてもフワフワしていて、気持ちの良いこと...(-_-)zzZ

ウトウトしかけた私の隣には、寝かせてくれない悪魔がいました(--#



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