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山陰の旅〜山陰までの道のり〜






2003年12月19日 一日目



夢みなとタワー松江フォーゲルパークおまけのページ

高梁SA 前日までの天気予報では良くない予報が出ていましたが、天気は晴れでした。

午前10時前に自宅を出発!
今回も山陽自動車道の笠岡ICから高速にのり、岡山JCTから岡山自動車道へ合流しました。
この岡山自動車道の中間地点にあたる『賀陽』あたりから雪がチラホラ...
気温は6度でかなりの強風でした。
遠くの方に見える山の上空には、あやしい雪雲があり、どんよりとしています。

出発から1時間ほどで高梁SAに到着し休憩です。
ここまで来ると気温は2度になっていましたが、車外に出てみると思うほど寒くありませんでした。
雪の粒が大きくなっていて、晴れているのに深深と降っているという感じです。
私達にとってはこれが初雪でした。
普段、雪に触れることも見ることもあまりない子供は大喜び!!
今回の旅行前に子供が熱を出し、ある程度治まったとはいえ、薬を常備しての参加です。
そんな事はなかったかのように空に向かって大きく口を開け雪を追いかけていました。


有漢IC通過後 高梁SAの次にある有漢ICを過ぎてからは晴れた空も見えなくなってしまい、上空はすっかり雪雲で覆われて、雪はますます大粒になりました。

右の写真は走行中に車内から撮影したものですが、木々に白くうっすらと雪が積もっていて、天候が悪くなっているのがお解かりいただけると思います。
こうなってくると自動車道の交通規制が心配になってきます。
道沿いに設置されている電光掲示板には今のところ規制はかかっていませんが、車にはチェーンが装備されていません。
雪に縁のない地域に住んでいると、こういう時が一番困ってしまいます。

実は10日程前、旅館に予約を入れた時は『雪の心配はない』と言われていました。
その言葉もあって、チェーンの購入を決めかねていました。
もっとも理想的なのは常にチェーンを装備しておくことですが、普段まったく使用しない物なので“無駄な物”という気がします。


北房JCT付近 次の北房JCTからは中国自動車道と合流します。

チラチラだった雪が本格的に降りはじめてから30分。
やはり、こちらの写真も走行中に撮影したものなのでピンボケになってしまいましたが、木々は完全にホワイトツリー状態になっています。
雪の粒もさらに大きくなり、止みそうにはありません。
走っている車に対して雪が向かってくるようで、車のフロントガラスに付着しそうなんだけど、ガラスに付着する寸前でふわっと舞い上がっていきます。
自分にはあたらないとわかっていても、思わず目を細めていました。

電光掲示板にはまだ交通規制は出ていませんが、目的地まで行けるのか心配になってきました。
一番の難関は米子自動車道の湯原ICあたりで、そこをノーマルタイヤで走行できればあとは問題ないと予想をしています。


久世IC 中国自動車道の落合ICを通過し落合JCTで今度は米子自動車道に合流しました。
その途端に電光掲示板の表示が変わり、『久世IC〜冬用タイヤ装着』となっています。
とうとう恐れていた事態が...
久世ICでは警備員の方達が立ち、走行する車を一台ずつ止めてタイヤのチェックをされていました。
冬用タイヤ及びチェーンを装着していない車は、ここで強制的に自動車道から降ろされています。
彼の車はノーマルタイヤでチェーンなしなので私達も“降ろされ組”です。
予想外のアクシデントでした。
一般道に降りてからナビで検索、少し距離がありましたが“yellow hat”へ行きチェーンを装着してもらいました。
雪こそ降っていますが、アスファルトは雨が降った時のように濡れているだけの普通の道路。
走り出した後のあまりの乗り心地の悪さに、せっかく装着してもらったチェーンを外してしまいました。この緊急事態で50分間の足止めを余儀なくされました。


チェーン着脱場 再び、久世ICから米子自動車道にのり警備員のチェックを受けチェーン着脱場に戻ってきました。
一般道では必要がなく外してしまったチェーンを装着しなければいけません。

話を聞くと彼はチェーンを装着するのが初めてで、雪が降りしきる中、なんとかなるだろうと取り付け説明書も読まずに進めていきます。
初めてのチェーン装着はなかなかうまく取り付ける事ができず、時間だけが過ぎていきます。
そのうち、ますます雪が激しくなり私と子供は車内で待機。
停車したままの車には雪が積もりはじめ、外の景色が徐々に見えなくなっています。
彼の指示で私は運転席に移り、車を前後に動かしながらチェーン装着の手助けをしました。
どれくらいの時間が経過したのか、やっとの思いで装着を終え、戻ってきた彼にも雪が積もっていました。お疲れ様でした... (※写真に写っている車は関係ありません)


久世付近









米子自動車道
雪化粧








まわりはどこを見ても雪。。。









蒜山SA PM 1:30 蒜山IC

出発当初の予定ではPM12:30頃に目的地へ到着し昼食をとることになっていましたが、大幅にずれこみ目的地到着予定を1時間オーバーしてやっと蒜山に着きました。
今のペースでは目的地に到着するのはまだまだ時間がかかりそうです。
ここではすでに10cmくらい雪が積もっていて、靴がすっぽりと埋もれてしまいます。

予想外の長旅に、子供が飲用していた薬の効果がきれてしまい調子が少し悪くなってきたので、休憩を兼ねて少し遅い昼食をとりました。

その後もシャーベット状になった雪の上を時速50kmで走行。
米子ICで自動車道を下りたのはPM2:50のことでした。
米子市内でチェーンを外したあとは、それまでとはまったく違う快適な乗り心地。
一日目の予定はすべて流れ、一路旅館へと向かいました。






部屋から眺めた日本海 霰まじりの雪が降る中、無事に旅館へと到着しました。(悪天候のため旅館の撮影ができませんでした)到着するなり旅館の方がご丁寧に迎えてくださいます。

今回お世話になるのは、米子市皆生温泉『海辺のお宿 なぎさ園』です。
『なぎさ園』を選んだ理由は、皆生温泉冬の名物の松葉がにプランがあったことと、弓ヶ浜の付け根にあたる日本海の浜辺に位置し、部屋から海が一望できることでした。
この旅行が突然決まったのも、私が“カニを食べたい”と言い出したからです。

仲居さんに案内されたのは『大山』と名前がついた角部屋でした。

この日はものすごい強風で部屋の窓ガラスは二重になっていましたが、外からはまるで台風のような風の音が聞こえ、突風の時には、地響きがするほどでした。
日本海の白波にも迫力がありました。
これは後でわかったことなのですが、波の高さは普通2〜3mのところ、この日の波の高さは5〜6mあったそうです。


旅館内ロビー しばらく部屋でくつろいだあと旅の疲れを癒すために温泉をいただき、天候が悪く予定していた計画がすべて流れてしまったので、旅館内を散策しました。
仲居さんに案内されながら廊下を歩いている時に感じたのは“迷路のような作り”でしたが、何度歩いてみても、やはり迷路のように感じました。

こちらの『なぎさ園』には“貸切風呂”があるとの情報を得ていたので、旅館の案内図をチェックし探してみました。
どうにか見つける事はできましたが、イメージしていた“貸切風呂”とはまったく違うもので、一般的なユニットバスが少し大きくなった程度のものでした。
これにはかなりガッカリです。
生け花








とても落ち着いたロビーに生けられた花








夜の海 部屋に戻ると外は暗闇。
カーテンを閉めようと外を何気なく見たとき、そこから見えた海は青く輝いていました。
旅館に到着したばかりの時は白く打ち寄せていた波が“青波”になっていたのです。これには感動しました♪

時期的にクリスマス前。。。

浜辺に植えられていた木々にもイルミネーションが飾られていました。
2重に閉じられた窓を開けると、凍えてしまいそうなほど寒い!!
撮影を試みましたが夜景は大の苦手なので、なかなかうまく撮影する事ができませんでした。


カニ懐石
皆生温泉冬の名物・松葉がに!
「かに鍋+かに雑炊+焼きがに」


【お品書き】

・かに鍋
・焼きがに
・かに雑炊
・かにミソ豆腐
・刺身
・ナメコの和え物
・フルーツ(メロン、みかん、干し柿)
・食前酒(梅酒)



こちらの旅館では、部屋でくつろいでいる時に前もって飲み物のオーダーを聞かれていたので、すべてのお料理が順序良く配膳され、あつあつでおいしいままをいただくことができました。
中でも好評だったのは全員一致で『焼きがに』でした。



海辺のお宿 なぎさ園
住所:米子市皆生温泉3-11-1
女性には百種類以上のカラフルな浴衣をご用意。




+++ 皆生温泉について +++

皆生温泉は日本海の浜辺に沸く温泉で、泉質も含塩化土類塩泉の海水温泉。
ダイエットやエステ、ストレスなど心も身体もいやされる温泉だそうです。

泉質・効能

(成分)含塩化土類塩泉
(温度)89℃
(効能)リューマチ/ぜんそく
   貧血症/痔/神経痛...



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update : 2004. 1. 5