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山陰の旅〜松江編〜


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2003年12月20日 ニ日目



山陰までの道のり夢みなとタワーおまけのページ

松江フォーゲルパーク 境港市から431号線を通り、境水道大橋を渡り島根県入りをしました。
島根県に行ったのは、私にとってこれがはじめての事です。

イメージ的には鳥取県とあまり変わらないように思っていましたが、若干島根県の方が寒いのか、鳥取県よりも積雪量が多かったように記憶しています。

走ること1時間...

次の目的地『松江フォーゲルパーク』に到着しました。
二日目のメインとなる観光地です。
写真はこちらの駐車場にあったもので、一見、駅かと思ってしまいました。


花のピラミッド 雪が降りしきる中、古風な長屋門をくぐると、そこは花の大温室でした。
この温室は約8,000uあり展示温室としては世界最大級の広さで、常に20℃前後に保たれているそうで、ベゴニア、フクシアなどが満開の花の楽園。

写真の大きな花のピラミッドは、古代出雲地方の方墳をイメージしたもので、約700鉢の“球根ベゴニア”という花で作られていました。
その周囲には大輪の花が水の上に浮かんでいます。

松江フォーゲルパークは、世界でも珍しい花と鳥の公園で、フォーゲルとはドイツ語で“鳥”を意味するそうです。
右の写真をクリックすると、別窓で大きい写真が表示されます。


ベゴニア ベゴニア
どちらの花も球根ベゴニアです。
茎が直立して伸びるスタンドタイプのもので
大輪の花を咲かせています!!


レストランフローラ 満開の花の下レストランフローラで昼食をとりました。

長く伸びて垂れ下がるように咲いているのはシュウカイドウ科の多年草で、これも“ベゴニア”です。
ベゴニアの種類は豊富で、大きく分けると 球根、木立、根茎などがあります。
茎が比較的柔らかく、長いものでは2m近いものもあります。
色も赤、白、黄、ピンクと豊富で、インパクトの強さに圧倒されました。

この日、ちょうどこちらの花の楽園の中で結婚式をされたカップルがおられました。
満開の花の中での挙式...
とっても羨ましかったなぁ。
上の写真をクリックすると、別窓で大きい写真が表示されます。


コリウス 写真はコリウスです。

コリウスはアジア・オーストラリア・太平洋諸島などの熱帯地域から亜熱帯地域にかけて分布するシソ科の多年生熱帯草本です。
こちらで栽培しているコリウスの多くは、英国王立公園で品種保存されているものをコレクションされたものです。

葉の斑模様は華やかですが、見方によると“毒”をもっていそうな感じです。

日本では多くが1年草扱いとされているそうですが、13℃以上の環境下で冬越しできれば本来の多年草として周年育てることができるそうです。






白鳥
ウォーターフォールエイビアリーという大型の鳥小屋もやはり温室で、たくさんの水鳥が住んでいました。

鳥小屋の中では鳥たちが自由に飛べるようになっています。
人間が頻繁に出入りする入口には、鎖の形をしたプラスチック製のスダレが何重にもしてあり、鳥たちが逃げ出さないようにされていました。

優雅に泳ぐ白鳥さん

その体がただ水に浮かんでいるだけで、片方の水かきをたま〜に動かす。
水かきはほとんど使わなくても泳げるのですね。


黒鳥
右の写真は白鳥ならぬ“コクチョウ”
白鳥と同じ種類の黒鳥という鳥がいるなんて初めて知りました。

2羽は夫婦で、ソフトボール大くらいの卵を3〜4個育てている最中でした。
鳥の卵はずっとメスが温め続けているのかと思っていましたが、こちらの黒鳥さんはどちらもまったく卵を温める様子はなく、のんきに泳いでばかりでした。

オスらしきほうが水の中に入ると、続けてメスも“ドッボーン!!”
オスを追いかけては“ガーガー”と怒っているようでした。
仲が良いようでしばらくの間、黒鳥夫婦に見とれていました。
卵は大丈夫??


ホオジロカンムリヅルとショウジョウトキ
愛嬌のあるポーズで立ってくれたのは“ホオジロカンムリヅル”です。
木の枝のように細〜い足で一本立ちをしています。
このホオジロカンムリヅルは人間に慣れているのかまったく怯える様子もなく、カメラを向けて撮影しようとすると、長〜い足をゆっくり動かしながら近づいてくるのです。
逆に、こちらの方が逃げ腰になってしまいました。

朱のきれいな色の鳥は“ショウジョウトキ”です。
こちらは長いくちばしが特徴で、他にも白・黒の色違いの鳥がいました。
アニメにこんな鳥がいたような...


アカツクシガモ 最後は“アカツクシガモ”です。
体は赤褐色で羽の色がなんとも言えず、じっとしていると、まるでぬいぐるみのようです。
初めて見た時はずっと動かないままだったので、鳥のぬいぐるみが置かれているのかと思ったくらいです。
オスもメスもほぼ同色で、オスには頚輪があるそうです。
ココにいたのはすべてオスでした。

このアカツクシガモは見た目もカワイイのですが、歩く姿はもっと可愛くて、短い足でヒョコヒョコと歩くんですよ。
私達が行く方向へ、行く方向へと先に歩いて行くので、私達が追いかけているようでした。





トロピカルエイビアリー





トロピカルエイビアリー

ジャングルを思わせる温室の中で植物を見ることができます。





南国






ここは南国...?

それともジャングル...?






ハイビスカス




ご存知!!
ハイビスカス

ハイビスカスにもいろいろな品種があって、ちゃんと名前がありました。
忘れてしまいましたが...






サイチョウ ここにも愛嬌のある鳥がいました。
サイチョウです。

主な特徴は、大きなクチバシとその上にある突起。
アラビア半島、アフリカ南東部に分布している鳥で、森林に住むものは果物を、サバンナに住むものは昆虫、肉類を主食としているそうです。

このサイチョウくんとはガラス越しのご対面でしたが、私達が近づいて行くとサイチョウも近くに寄って来て、顔を覗き込むような素振りをみせてくれるとてもひょうきんな鳥でした。
エサは1cm大にカットしてあり、いろんな果物を食べていました。





カモ トロピカルエイビアリーからはシルバーカーという電動で走るビニールハウスにタイヤがついたような車で、雪道が延々と続く坂道を下り水鳥池まで案内していただきました。

水鳥池には、カモやペリカン、白鳥がいましたが、ちょっと不思議な同居鳥たちでした。

カモに餌を与えられるように、1カップ50円で売られていたので早速購入。
餌を投げ込むと、どこからともなくカモたちが集まってきて、ものすごい勢いで奪い合い、所々で餌によるケンカをはじめる始末でした。
カモ同士のケンカって、追い掛け回して尻尾に噛みつくんですよ。


ペリカン PM2:30からはペリカンの餌付けの時間。
イベントとして行われているものでしたが、悪天候のため私達を含めて3〜4組ほどしかおらず、本来は飼育員の方がされる餌付けを体験させていただける事になり、彼と子供が参加しました。

ペリカンは魚1匹を丸飲みするそうで、魚の頭の方から投げてやらないと、ノドにひっかかってしまうんだそう。
ペリカンの時もやはり餌の奪い合いがあり、ちょうど魚がノドを通過している時にノドに噛みついていました。
ここの水鳥池にいる白鳥はペリカンと同居しているため、本来は食べない魚を食べる白鳥がいると、飼育員からの余談を聞く事ができました。


フクロウ 再び花の大温室に戻り、フクロウの飛行ショーを見ました。
1日4回行われているもので、フクロウが飛ぶ姿を見ることができるというものでした。
全部で5羽のフクロウくんが1羽ずつ登場し、女性スタッフが呼びかけとともに合図をすると、大きな翼を広げて飛んで行きます。
私達が見たPM3:00からのショーでは、お客が参加できるイベントがありました。
お客が場内にフラフープの輪を持って立ち、その輪の中をフクロウが飛ぶというものでした。
これにも彼が参加。
終了時にはフクロウのマスコットをお土産にいただきました。


花売店 松江フォーゲルパークの来演記念に、花売店で“フクシア”という花を購入。

フクシアはかわいいお花をつける植物で、中でもつぼみが膨らみ、今にも咲きそうな鉢を選びました。

あれから20日...
花は寒さに弱いということだったので、持ち帰ったあとは室内で育てていますが、常に室温が20℃に保たれていた温室とはまるで環境が違います。
今にも咲きそうだったつぼみは“今は冬”を悟り、咲かないまま落ちてしまいました。
春になり暖かくなったら咲くことを期待して大事に育てたいと思っています。




+++ あとがき +++
今回の旅行は、彼から私への誕生日プレゼントとして突然決まったものでした。
...というのも、私が「カニを食べたい!!」と言い出したからです。
慌てて彼が“カニプラン”がある宿を探してくれ、候補地は鳥取に決定。
冬ということもあって『大山の雪』を撮影することが今回のメインでした。
ところが思いがけない大寒波に見舞われ、計画していた撮影は断念...
この時期に山陰へ行くのが無謀だったようです。

初めてのチェーン着脱及び雪道走行という貴重な経験もしました。
チェーン規制があった久世ICを通過後は、あちこちに走行中に外れてしまったと思われる“チェーンの落し物”もありました。
装着が悪いと勝手に外れてしまうものなんですね。
勉強になりました。
あと、チェーン規制を無視してノーマルタイヤのままで自動車道を走行した車両があり立ち往生していました。
私達も必要に迫られたとはいえ、チェーンのために2万強の予定外の出費は痛かったですが、チェーン規制をバカにしない方が身のためですよね?

今回もたくさんの思い出ができました。
鳥取が大好きになりました。


『山陰の旅』は以上で終了となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました(o_ _)o))

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update : 2004. 1. 9